DHロック機構|実装テスト

TECHNOLOGY · DH LOCK MECHANISM

「離せば落ちる」から、「離せば止まる」へ。

手を離すと、下方向への移動を自動で抑える落下防止機構。
DHロック機構は、支柱に取り付けた器具の高さ調整時に生じる落下リスクを低減するため、共立ダイカスト加工所が開発した独自技術です。
レバーを握って位置を調整し、手を離すと下方向への移動を抑えます。精密機械加工で培った「つかむ・固定する」知見をもとに開発しました。
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特許取得
落下防止機構「DHロック機構」
特許第7584111号

ネジを緩めた瞬間の落下リスクに着目

支柱に取り付けた器具の高さを調整する場合、従来のネジ止め式では、ネジを緩めた瞬間に固定が解除されます。
器具を支えながらネジを操作する必要があり、手を離したときや締め忘れによって、器具が下方向へ動くおそれがあります。
DHロック機構は、操作をやめて手を離したときに下方向への移動を抑えることで、注意だけに頼らない高さ調整を目指しています。
ネジ固定における高さ調整時の課題
ネジ固定における高さ調整時の課題

従来のネジ止め式

  • ネジを緩めると固定が解除
  • 器具を支えながらの操作になりやすい

DHロック機構の採用例

  • レバー操作で位置を調整
  • 手を離すと下方向への移動を抑制
注意だけに頼る安全から、仕組みで支える安全へ
注意だけに頼る安全から、仕組みで支える安全へ

ワンタッチクランプでの基本操作

1 レバーを握る

レバーを握ると、下方向の固定が解除されます。

2 位置を調整する

固定を解除した状態で、支柱に沿って位置を動かします。

3 手を離す

レバーから手を離すと、下方向への移動を抑える機構が働きます。
ℹ️
固定方向と保持条件について
固定する方向や保持力は、組み込む製品の構造、使用条件、器具構成によって異なります。用途に応じた設計と動作確認が必要です。

傾きによって、下方向への移動を抑える

荷重によってケースが傾くと、シャフトとの接触部に干渉が生じ、下方向への移動を抑える力が働きます。
DHロック機構の原理を簡略化した概念図
DHロック機構の原理を簡略化した概念図
※本図は動作原理を簡略化した概念図です。実際の形状・構造とは異なります。保持力には設計条件や使用条件による上限があります。

3つの特長

離すと働く固定機構

操作をやめて手を離すと、下方向への移動を自動で抑えます。

シンプルな高さ調整

ネジを何度も回すことなく、レバー操作で位置を調整できます。

製品に合わせて設計

用途、支柱径、材質、取り付け方法に合わせた仕様展開を検討できます。

ワンタッチクランプとして製品化

DHロック機構は、理科実験器具用ワンタッチクランプに採用されています。
高さ調整時の器具落下リスクを低減する製品として、グッドデザイン賞2023、関西ものづくり新撰2025、第37回中小企業優秀新技術・新製品賞一般部門奨励賞を受賞・選定しました。
※受賞・選定対象はいずれも、DHロック機構を採用した理科実験器具用ワンタッチクランプです。

製品や用途に合わせた設計・製作

DHロック機構は、完成した汎用品をそのまま別用途へ転用するのではなく、使用条件に合わせて形状や保持条件を設計する技術です。
現行のワンタッチクランプとは異なる用途、支柱径、材質、取り付け方法に対応する場合は、別途設計・製作が必要です。

既存製品への組み込み検討

現在お使いの製品や設備における高さ調整、固定方法、落下リスクなどの課題を確認します。

新規製品・共同開発

用途、荷重条件、取り付け方法などを伺い、試作や仕様検討からご相談いただけます。
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現行ワンタッチクランプの対応支柱
現行製品は、SUS製φ12mm(公差±0.2mm)の支柱に合わせて設計しています。異なる径や用途への対応には、別途設計・製作が必要です。

よくあるご質問

DHロック機構を別の製品にも使用できますか?

用途に合わせた機構設計により、別製品へ応用できる可能性があります。現行のワンタッチクランプをそのまま用途外で使用するのではなく、使用条件を確認したうえで別途設計・製作します。

異なる支柱径にも対応できますか?

機構として対応を検討できますが、支柱径、材質、荷重条件などに合わせた設計と動作確認が必要です。

どの方向にも固定できますか?

固定する方向や保持条件は、組み込む製品の構造によって異なります。想定する使用方法や必要な保持条件を確認したうえで仕様を検討します。

試作や共同開発から相談できますか?

ご相談いただけます。用途、取り付け対象、荷重条件、必要な動作などを確認し、試作や仕様検討から進めます。

DHロック機構の活用についてご相談ください

高さ調整や固定方法に関する課題、既存製品への組み込み、新しい用途での製品開発についてご相談いただけます。